元・ヴァナ・ディール物見遊山

FF11で遊んでた記憶の保管庫とかTwitterのツィートとか

WF前日

iPodにしこたまMAD TAPEを詰め込んでおいたおかげで危機的な眠気にも襲わることもなく、車は順調に東へ。京都に差し掛かる頃、昇ってくる朝日と共に何やら白いものが降って来るじゃないですか。そうです。雪です。そして目に入る「米原IC雪 チェーン必要」の表示。やべえ、チェーン積んできてないんですけど…などと思って走るうちに次第に白くなっていく路面。新名神を通ったため米原は迂回できたものの、雪はどんどん深くなってきます。そして名古屋市内へ入ると、周りは一面の銀世界に変わっていました。スリップや追突事故が多発する中、約2時間のろのろ運転が続きましたが、静岡の県境を越えると先ほどの雪は全く無くなり嘘のような晴天に。出発から7時間近くが経ち、さすがに眠くなってきたので小休止をはさみながら東京を目指しました。
そして無事到着。かかった時間は約11時間弱でした。まずは幕張ではなく、まーくんの仕事がらみで上野へ。目的は個人がコレクションを公開している「パチンコ博物館」の取材です。現在主流となっている液晶がついた「デジパチ」以降パチンコからは足を洗った私ですが、黎明期の台から私が盛んに打っていた「羽根もの」を含め懐かしい台がずらりと並んでいて思いがけず楽しめました。しかもこの博物館、実機を打てたり、液晶の当たり画面を延々流してるコーナーがあったりとかなり内容もユニーク。パチンコ好きならぜひ一度足を運んでみて下さい。
次はいよいよ幕張メッセです。今回は車での搬入を申し込んでおいたので、そのまま会場へ車を乗り入れできるので楽ちん。この辺りは広い幕張様々といったところですね。
搬入を済ませて泊めていただく新小岩のお宅へ移動。そして今回2つ目の目的である「鳥房」へ。先日こちらのかしわ屋さんが作る「若鶏の唐揚」がTVで紹介されていたのを見て、無類の鶏好きを自称する私は「東京へ行くならこれを食べずには帰れない」と思ったのでした。場所は京成電鉄立石駅前にある商店街の中。店の前まで車で行けないことはないのですが、あの細い道を入っていくのはかなり勇気が必要です。実際周りをぐるぐる回ったけど発見できず、いったん車を停めて徒歩で探し当てました。駅からは目の前なんですけどね。かしわを売って(揚げて)いる店舗の左にめっさ細い路地があって、そこを入るとある障子張りの扉が客席入口です。時代劇のセットのような入口をくぐり、店内に入るとほぼ満席。みな幸せそうな顔で鶏を頬張っています。若鶏の唐揚は時価で、本日の値段は580円(安)。勢い余って「とりわさ」と「ぼんさし」も追加注文してしまいました。まずやってきたのはとりわさ。タタキ状態の鶏肉刺身をワサビ醤油でいただくのですが、肉はすごく柔らかくあっさりしていてなんぼでも食べられます。続いてやってきたぽんさしもタタキの刺身ですが、こちらはピリ辛のポン酢で和えたもの。こちらもかなりの旨さで唐揚げの期待が高まります。そしてついに若鶏唐揚がやってきました。若鶏の半身とはいえ、かなりの大きさです。まずはおばちゃんの指南通りモモと胴体を分離。そして最初に食べるように言われたのはなんと首の骨。骨せんべいのようにカリカリの食感がなんとも美味。ここは熱いうちに食べないとダメなんだそうな。続いて肉の部分へ。味付けは軽く塩コショウをしてあるだけで、ほぼ鶏の味そのまま。肉が軟らかいのは言うまでもありませんが、油で揚げているのに全く脂っこくない。というよりほどよく脂が落ちている感じです。しかも部位によって微妙に違う旨味が楽しめるというおまけ付き。今まで旨い鶏はさんざん食べてきましたが、ここの若鶏の唐揚はNo.1と言っても過言ではないでしょう。食べ終わった後「これで東京へ来た目的達成です。お疲れ様でした」などと言っていましたが、今回は本当にこちらがメインイベントだったかもと思わせる味でした。夏もまた来よう。