元・ヴァナ・ディール物見遊山

FF11で遊んでた記憶の保管庫とかTwitterのツィートとか

ネオ・屋島山上水族館

怖がりながらもヒトデにタッチ

春休みなのでたまには父親らしいことをせねば、と子供を水族館へ連れて行きました。屋島山上へ到着すると、そこにあったのは広い駐車場を埋め尽くす車の群れ。こんな光景は高松まつりの花火以外、ここ20年近く見たことがありません。昨年年末にリニューアルオープンしてからはや3か月。単に「新しもの大好き」な高松市民が、最初だけ騒いだのではないようです。
駐車場からてくてく歩いて水族館へ到着。沿道は桜の開花が結構進んでいて、風情たっぷりでした。入口に近づくと何やら行列が。なんとチケット売り場に人が並んでるじゃないですか。春休みとはいえ、これにはビックリしました。入場料は大人1200円、子供500円。以前は大人が2000円を超えてた記憶があるので、かなりお手頃になったようです。
入口を入って右を見ると、以前と変わらない位置にイルカ水槽がありました。ありゃ? なんか水の色が以前同様バスクリン然とした緑色なんですけど?? いやな予感を感じつつ館内へ。入ってすぐはピラルクの回遊水槽。これも以前と同じです。水が濁ってるのも以前と同じ。マナティ水槽の場所も同じで(以下略)。その奥はかなり模様替えされていました。棘皮動物のタッチプールや、海の生き物に関する書物を集めた図書館ができ、時折係員が出てきて説明してくれるのも好印象でした。
さらに奥へ進みます。昔は登り口に巨大なシャコ貝(周期的に赤く光るので、子供の頃は怖かった)が置かれていた螺旋階段を昇ると、以前は回遊水槽があった場所にクラゲ水槽ができていました。しかしよく見てみると、クラゲはミズクラゲアカクラゲだけで、他は映像です。新聞記事などでは目玉施設のように書かれていたのでちょっとガッカリしました。
奥の階段を降り、後半の展示コーナーへ。ここで不安は的中しました。だってこのコーナー、以前と全く変わっておりません。読みにくい説明書きも、汚れた水槽も、ドクロの絵があるピラニア水槽もそのまま。ちょっとこれはどーなんですか、日プラさん。
結果、感想ですが「頑張ってるけど中途半端」な印象です。確かにスタッフの対応は、以前とは比べものにならないくらい良くなりました。特に見せ方がプロの仕事とは思えないところがチラホラ。ガラス面が平気で汚れてたり、水が濁ってたりetc。後半の旧態依然とした展示コーナーは、今後改良されるのかも知れませんが。子供を連れてたまに来るならいいかも知れませんが、大人のリピーターを満足させられる物とはかけ離れています。
ちなみに子供は大喜びで、館内を4周して回りました(当初の目的は達成)。
写真は沿道の桜