演算エラー

年賀状修正データも無事発注でき(直している時点で無事ではない)、まったりしているとW画伯から連絡が。なんと入稿したデータの色校に、私の作ったイラスト部分だけが出力されてないとのこと。これは一大事です。印刷会社に詳細を聞いてもらったところ、イラスト部分のデータに「演算エラー」が出ているという話。Illustratorのデータはごく希に一部のオブジェクトが壊れて出力されないことがあるのですが、どうやらそれのようです。通常は入校前にPSプリンタで印刷見本を出力するため、データが壊れているのが事前に分かるのですが、悲しいかな零細自営業。PSプリンタなど持っているはずもなく、このような自体になったわけです。壊れた原因は、(1)私が作ったデータが最初から壊れていた、(2)データをメールで送付する際に壊れた、(3)W画伯が版下データにイラストを配置する際に壊れた、(4)入稿データをCD-Rに焼く際に壊れた、(5)印刷会社がCD-Rからデータをコピーする際に壊れた。しかし壊れているかどうかは、PSプリンタで出力してみなければ判断できません。すなわちお手上げ状態。
このような事態に陥った要因として、(1)クリエータサイドがPSプリンタを持っていない、(2)代理店がデータのチェックをしていない、(3)印刷会社が印刷見本と色校を付き合わせてチェックしていない、等が挙げられます。クリエータがPSプリンタを買うor出力センターで印刷見本を出力してもらうのが一番手っ取り早いのですが、予算や手間の問題があるのでなかなか難しい。というわけで(2)の代理店が、入校前に最低限、PSプリンタでの出力を含めたデータチェックをするようにしておくべきだったという結論に達しました。けど代理店がPSプリンタやMacを持ってなければそれも叶わなかったり。結局クリエータが出力代を負担できるような値段で仕事をもらうしかないんですかねえ。