復活のMDD

某模型のえらいひとから無期限でお借りしているG4 MDDの電源が入らなくなったのは5/8のこと。それから20日あまり、オークションで中古の電源を買おうか、PC用の汎用電源を改造してつけようかなどと迷っていましたが、一昨日ついにジャンク品のMDDを落札してしまいました。なんでジャンク品にしたかというと、中古電源を単品で買おうとすると相場は1万越え。すでに新品が買えないとはいえ、いつ壊れるかわからん中古品に新品部品と同じお金を払うのにはいささか抵抗が。一方、完動品のMDDはいまだに需要があるようで、2万・3万以上で落札されることもしばしば。しかしこちらも完動品とはいえ中古品。いつ電源が壊れるかわかったもんじゃありません。というわけで目をつけたのが「電源は入って起動音は鳴るけれど、何らかの問題があって先へ進めないジャンク品」です。必要なのは電源だけなので、その他は壊れていようがHD・メモリが無かろうが問題なし。で、落札したのは折しも壊れたうちのMDDと同じCPUを積んだマシンでした。出品者によると「CDから起動はするものの、OSのインストールが途中で止まる」そうな。
お金を振り込んでから2日後。指定通り日曜の午前中に届きました。電源をつなぐととりあえず起動画面までは行くことを確認した上で、早速分解。開けてみるとCPUのヒートシンクが大型化していたり、PCIスロットのフタがメッシュ仕様になっていることに気づきました。どうやら熱対策が強化された型のようです。搭載されていた電源はあいにくAC-BELLでしたが、贅沢は言ってられません。サクっと外して故障MDDへのせ換えました。そして電源ボタンを押すと…起動せんではないですかー！！(´Д⊂ 症状は電源を換える前と同じ。電源ランプが一瞬光るだけです。これは困った。悪いのは電源だとばかり思いこんでいたのですが、原因は別の所にありますねこれは。
ここで悩んでいてもラチがあかないので、ちょっと荒技をやることにしました。すなわち、同型だからシステムHDを丸ごと移植しちゃえ作戦です。OSのインストールはできなくても、起動はしてたんだからなんとかなるかも知れません。というわけで増設していたHD5個とDVD-Rドライブ、USB2カード、メモリを全部移植し、電源を入れると普通に起動してしまいました。というわけで今んところ問題なく動いております。ちなみに壊れてたと思いこんでいた電源はHDと共にMDDに移植したのですが、問題なく動いている罠。まーこれで電源が壊れたお客さんにいつでも貸し出せる分が確保できたので、結果オーライではあるのですが。