元・ヴァナ・ディール物見遊山

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取材拒否に思うこと

この仕事をやってると、避けて通れない問題のひとつが「取材拒否」の店。こっちは紹介したいのに、取材させてもらえない。過去に雑誌やTV等に紹介された際間違った情報を流されて困った、客が来すぎて対応しきれず常連さんの足が遠のいた、取材とは名ばかりの詐欺広告だった…etc。拒否の理由もお店によって様々です。まだこの辺りなら、ちゃんと話せば分かってもらえることも多いのですが、手強いのが「取材は受けない」ことをポリシーにしているお店。良い悪いに関わらず最初からダメというのが前提ですから、ここを取材OKにするのは至難の業。せっかく見つけた良いお店を諦めることもしばしばです。
ここで気になるポイントがひとつ。それは「取材を受けないことがステイタスみたいに思っている人」がいること。最初は普通に断ってただけのはずなんだけど、いつの間にやら対応が怪しい方向へ行っちゃってる方がいらっしゃいます。私は昔「うちは有名な○○さんも断ったんやで。なんであんたみたいなところに取材されなあかんねん」などと言われたことがあったり。いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ。あなたがどこの取材を断ろうと私には関係ない話。本人も気づかない間に、取材を断ってきたことを自慢し始めている。これでは本末転倒だと思うんですが。
お店にもいろいろ都合があるんだから、断られることは仕方がない。「うちは全部取材はお断りさせてもらいよんやわ。せっかくのお話しやけどごめんなー」などと優しく言われた日には、無理強いしてもお店に迷惑だし、と涙を飲んで引き下がります。しかしごく希にあるのが前例のような応対。あの、もしもし?私の思い過ごしかも知れませんが、何か勘違いされておられませんか?
この仕事をやってると時折「店主の裏の顔」を垣間見てしまい、げんなりすることがあります。ま、それ以上に素敵な出会いや話を聞く機会が多いので、楽しく仕事を続けられるわけですが。ちなみに本日1件の取材拒否を頂きましたが、対応は後者でした。記事にはできないけれど、また行こうと思います。うまいよなー「鳥源」の骨付鳥。
PS.鳥源の御主人と話をしていると、それを聞いていた常連さんが「あかんあかん。取材するならマネージャーのワシを通してもらわんと」と茶々を入れてきました。どこにでもいるんですよねぇ。こういうオッサン(笑)。ま、これも取材の醍醐味です。